ポップ
RADWIMPSの「FOREVER DAZE」をApple Musicで FOREVER DAZE - Album by RADWIMPS | Spotify RADWIMPS特集の関ジャムを見た。この番組によるとRADWIMPSは「常に最先端」で「韻の踏み方がすごく」て「天才」なのだそうだ。なるほど、テレビって今こんな事になっ…
今年はイギリスのブラック・ミュージック(特にソウル〜R&B)の良作が相次いだ。Arlo Parks、Celeste、Jorja Smith、Ray BLK、Greentea Peng、Jungle、Sault、Cleo Sol、Little Simz…などなど。Black Midi、Dry Cleaning、Black Country, New Road、Squid、I…
エド・シーランの「=」をApple Musicで = - Album by Ed Sheeran | Spotify www.youtube.com 運命的な出会いをした女性との恋路を過剰な演出で描く。エルトン・ジョン風の衣装をまとうシーンも。最後は中世の騎士に変身するも、ヘタレなオレっち、というオチ…
J • 2001 1998年の夏、アリシア・キーズはすでに彼女のデビュー作『Songs in A Minor』をほぼ完成させていた。しかし彼女が所属するコロンビア・レコードは違う方向性を目指したほうがいいと告げた。そう、彼女はクラシックの教育を受けたピアニストであり、…
ELEKTRA • 1986 「クワイエット・ストーム」とは、70年代末期に、小石のようにすべすべとしたR&Bのバラ―ドに対して名付けられたブラック・ラジオ用語である。サブジャンルの名前がそれ自体に最適な文脈を示唆する形で名付けられることは珍しいことだ。アイズ…
Capitol / 2010 勝負の時が来たならば、その時が勝負のときである:『Teenage Dream』は終わることのないサマー・バケイションを約束してくれる。それは仮死状態の中で生きていて、常に週末を楽しみにしていて、決して仕事に出かけることなどない。ケイティ…
Tasjan! Tasjan! Tasjan! by Aaron Lee Tasjan セルフタイトルのアルバムには二種類ある。第一に、デビュー作というのがよくある(「自己紹介させてください」というようなもの)。第二にそれとはまったく異なり、もう一度自己紹介をするための手動リセット…
Fantasy / 1978 1986年の大晦日、シルヴェスターは「The Late Show With Joan Rivers」にそびえ立つように高く、オレンジのシャーベット用な色をしたウィッグに、装飾が施されたパンツスーツという姿で登場した。彼の出世作となったシングル、ミラーボール・…
Rap-A-Lot / 2002 Devin Copelandはラップよりもブレイクダンスに熱中していた。テキサスを渡り歩いていた1980年代中盤、彼は目に入ったダンス・クルーであればどのクルーとでも繋がりを持つことが出来た。ありのままの彼自身でいることは、彼が思いつくよう…
スカートの「アナザー・ストーリー」をApple Musicで アナザー・ストーリー - Album by スカート | Spotify 今年で活動開始10周年を迎えた澤部渡のソロ・プロジェクト=スカートが、現在所属しているカクバリズムに加入前に発表していた自主制作の音源『オー…
眉村ちあきの「日本元気女歌手」をApple Musicで 日本元気女歌手 - Album by Chiaki Mayumura | Spotify ゴッドタンに出演し「ゲロ」を題材にした即興ソングを歌ったことで一気にスターダムへの道を歩み始めたシンガー・ソングライター=眉村ちあき。やっぱ…
Plasma by Luke Titus Luke Titusは十代の頃からシカゴのヒップホップ、アヴァンギャルド・ジャズのシーンの神童であり、この世のものとは思えないほどのドラムのスキル、そしてNoname、Phoelix、Sen Morimoto、Ravyn Lenaeといったアーティストとの立派な共…
BTSの「BE」をApple Musicで BE - Album by BTS | Spotify BTSの存在を知ったのはいつだったのか思い出せないが、おそらく『LOVE YOURSELF 轉(Tear)』がビルボードのアルバムチャートで1位を取ったあたりの2018年ごろだったように思う。当時のぼくはといえば…
Nobody Lives Here Anymore by Cut Worms Max Clarkeに拍手を贈ろう。20世紀中盤の陳腐なポップ・バラードに根付いた音楽を、皮肉を込めてやるわけでもなく、NPRによって音楽の趣味が形成されたような人たちをめがけてやるわけでもなく、そういう音楽を作ろ…
True Romantic by Ziemba 潜在意識の商業化に関するエッセイ ”Dream Kitsch” のなかで、ヴァルター・ベンヤミンは「夢の中で青い花(=ひらめきの元)を目にすることはないのである」と書いている。ロマン主義が資本主義に降伏していく様を見た彼の嘆きは、…
Hazel by Dukes of Chutney Dukes of Chutneyのデビュー作『Hazel』は、まるでLaurel Canyonを経由してBroadcastを呼び出そうとしているかのようだ。このグループは10年代のはじめにサーフィンをしているときに出会ったDustin LynnとJohn Paul Jones IVの二…
Weirdo by Carla J. Easton 2016年、当時はEtteという名義で活動していたCarla J. Eastonは『Homemade Lemonade』というアルバムを発表した。ビッグでラウドで、喜びに満ちた楽曲が詰まったこのアルバムは、SladeやThe Sweetの気取ったグラム感と、RobynやCa…
Total Freedom by Kathleen Edwards いつまで続くかわからない封鎖状態に世界全体が陥ったまさにその年に、このカナダ人カントリー・ソングライターが活動を再開したことに、Kathleen Edwardsの長年のファンであればダーク・ユーモアを見出すことができるだ…
Happy Birthday by Sneaks Sneaksとして知られてるワシントンD.C.を拠点とするアーティスト=Eva Moolchanは最新作からのリード・シングル “Mars in Virgo” の中でこう歌っている。“I’ve changed a lot now I’m all grown and I got to grow up some more.(…
CARISMA by Salt Cathedral 2016年、ブルックリンを拠点とするコロンビア人デュオ=Salt Cathedralは単純で、それでいて物事の見方が変わってしまうような重要な気づきを得た:人々はダンスをしたがっている! 当初はNicolas Losadaによる知的でLittle Drago…
Pacific Breeze 2: Japanese City Pop, AOR & Boogie 1972-1986 by V/A - Pacific Breeze 2020年にあって、日本のバブル期というのはファンタジーのように思える。1980年代にわたって訪れたその時期の間、この国の経済は高く舞い上がり、歓喜に満ちたムード…
La Yarará by Malena Zavala ロンドン在住、アルゼンチン出身のMalena Zavalaは2018年の崇高なデビュー・アルバム『Aliso』で自身の生々しい感情をさらけ出した。そして彼女は『La Yarará』において更に深く掘り下げる術を見つけている。クンビア、レゲトン…
Cha Cha Palace by Angelica Garcia Angelica Garciaの新作『Cha Cha Palace』は場所と自信双方に対する肯定である。Garciaの文化的バックグラウンド―メキシコとエルサルバドルの血を引く第1世のアメリカ人―が彼女の作る音楽に反映されている。単に歌詞だけ…
forever-apoet.bandcamp.com 『Close to the Flame』は、Foreverという名義でポップ・ミュージックを作っているモントリオールを拠点とするヴォーカリスト・June Moonによる2作目のEPであり、感情を開示した作品である。セルフタイトルのデビュー作から3年経…